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ブンデスリーガ第13節バイエルンvsドルトムントの意外な結果 [ブンデスリーガ]

23日に行われたブンデスリーガ第13節、
ボルシア・ドルトムント対バイエルン・ミュンヘンの一戦は、
3-0でアウェーのバイエルンが勝利を収めた。
天王山で快勝したバイエルンは、ドルトムントとの勝ち点差を7とし、
前節塗り替えた無敗記録も38試合に更新している。

グアルディオラ監督も「ドイツのクラシコ」と形容する大一番だが、
残念だったのは両チームに負傷者が多かったことだ。
特にドルトムントは、ピシュチェク、シュメルツァー、
スボティッチ、フンメルスと最終ラインのレギュラーがそろって不在。
一方のバイエルンも、チームの心臓であるシュバインシュタイガー、
代表戦で消耗したリベリが欠場した。
また、初の古巣との対戦で注目を集めたゲッツェも、ベンチスタートとなった。

スーパーカップで完成度の違いを見せ、見事なカウンターから
3冠王者を沈めたドルトムント。
この日も、開始わずか3分でそのカウンターが炸裂する。
ブワシュチコフスキの左クロスがエリア内にいたレヴァンドフスキへと渡った。
だが、これはシュートミスとなり、オフサイドの旗も上がった。

急造の守備ラインという不安を抱えるドルトムントだが、
チームの武器であるゲーゲンプレスと鋭いカウンターは健在。
バイエルンにボールこそ支配されるものの、チャンスはそれほどつくらせず、
逆に少ない手数でシュートまでもっていく。
29分にもロイスが決定機を迎えたが、
左足の強烈なシュートはGKノイアーに正面ではじき返された。

一方のバイエルンは、35分にラフィーニャの右クロスから
マンジュキッチがボレー、さらにスローインからミュラーが
ダイレクトボレーで狙うが、いずれもGKヴァイデンフェラーに阻まれる。
37分には、ロングパスに抜け出したロッベンがペナルティーエリア左から
中央に折り返し、マンジュキッチが合わせようとするが、
この絶好機もわずかにタイミングが合わず、ゴール右へと流れてしまう。

前半終了間際にはマンジュキッチとグロスクロイツが一触即発の
ムードになり、双方にイエローカードが提示されるなど、
白熱した一戦はスコアレスのまま前半を終了する。

後半、最初のチャンスはドルトムント。
51分、右サイドのベンダーが入れた柔らかいクロスに
レヴァンドフスキが飛び込む。だが、これもわずかに左へと外れた。

拮抗した状況で先に動いたのはバイエルン。
56分、マンジュキッチに代えてゲッツェを投入。
場内からはブーイングと口笛が鳴り響く。
さらに64分、ボアテングに代わってチアゴを投入。
ハビ・マルティネスが最終ラインに下がり、立て続けの選手交代で
変化をつけていく。

すると、この采配が的中する。
66分、チアゴも絡んだパス交換から、ラームのパスを右サイドで
受けたミュラーが低いクロス。
これをエリア内中央のゲッツェが足下で止めると、DFに囲まれながらも
右足アウトサイドでゴール左隅へと沈め、
バイエルンが待望の先制点を手にする。
ゲッツェ自身は古巣からのゴールに喜びを表さず、
代わりにチームメートが駆け寄って喜びを爆発させた。

しかし、ドルトムントもすかさず反撃。
70分、カウンターから右サイドを突破したグロスクロイツのクロスを、
ゴール前のムヒタリャンがトラップしてシュート。
しかし、この決定機はゴール左へとわずかに外れる。
72分にはレヴァンドフスキのヒールパスをゴール前で受けたロイスが
左足で合わせるが、ノイアーのファインセーブに阻まれる。

71分にオーバメヤンとホフマンを投入し、さらに攻勢を強めようとした
ドルトムントに対し、グアルディオラ監督は79分にラフィーニャを
下げてファン・ブイテンを投入。
ラームが本職のサイドバックに下がり、J・マルティネスも中盤に戻って、
より守備の安定を図る。

攻撃の人数を増やして前掛かりになったドルトムントを相手に、バ
イエルンは攻撃をしのぎながら巧みにその裏を突いていく。
そして85分、カウンターから自陣右サイドでボールを受けたチアゴが
逆サイドに展開し、完全にフリーとなっていたロッベンが独走。
飛び出したヴァイデンフェラーをよく見てループシュートを沈め、
決定的な追加点を挙げる。

さらに、88分には右サイドでロッベンとスイッチしたラームが
ペナルティーエリア右から折り返し、フリーのミュラーが
落ち着いて流し込んで3点目。立
て続けの得点で勝負を決め、ドルトムントの戦意をそいだ。


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